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社長田中文悟より受賞の御礼挨拶

 この度、大納川は「令和2年度 秋田県清酒品評会 秋田県産米の部/吟醸酒の部」においてダブル秋田県知事賞を受賞致しました。
 併せて、秋田県産米の部では秋田県知事賞の中で首席(第1位)の杜氏に贈られる「秋田県総合食品研究センター醸造試験場長賞」を弊社杜氏の佐藤好直(さとう よしなお)が受賞し、10月20日(火)にホテルメトロポリタン秋田にて表彰されました。
 
 新生大納川として、初めての酒造りとなったR1BYの酒が、このような名誉ある賞を頂戴する事となり、蔵人一同驚きを隠せませんが、普段お世話になっている得意先の皆様、大納川ファンの皆様、そして、地元大森町の皆様に少しでも恩返しが出来たかなと、どこかでホッとしている部分もございます。
 
 我々の蔵はお世辞にも綺麗とは言えない建屋で、最新設備も少ない蔵です。そんな弊社の酒造りですが、そんなに難しい事はしておりません。ただ下記2つのテーマだけは意識して、徹底的に取り組んでまいりました。それは・・・。
【蔵内の衛生管理】【蔵内の明るさ管理】です。
 
蔵内の衛生管理を徹底する事で、蔵本来の味を表現する事が出来る。
5人しかいない蔵人でも相手の気持ちを考え行動する事で作業効率は大幅にアップする。
蔵の雰囲気は必ず1本の味に出る。蔵内が明るくなければ、美味しい酒など造ることはできない。
 
 私自身も「この蔵人のどこをくすぐれば才能発揮するかな?」とか、「今日は社内の雰囲気悪いな~。どうやって雰囲気変えようかな」とか、常にそんなことを考えてばかりの日々を送っておりました。そして今回の受賞を受けまして、我々がやってきている方向は間違ってなかったんだなと改めまして自信へとつながりました。
 
 R2BYも昨日より仕込みが始まっております。大納川ファンの皆様の期待を裏切ることの無いように、今年もさらに心を酔わす酒を蔵人一丸となり醸して参りたいと思っております。
 
 今後の大納川の酒造りにもどうぞご期待くださいませ。

                                             株式会社大納川
                                             代表取締役社長
                                               田中 文悟